鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラ第8戦の決勝で大クラッシュを喫した笹原右京と大津弘樹は最終戦を欠場することになった。TOM’Sの笹原右京は、レース4周目の130RでNakajima Racingの大津弘樹と接触し、マシンが大破する事故で病院に搬送されました。この事故によりレースは赤旗中断となり、130Rのキャッチフェンスが破損したためレースは再開されず、ハーフポイントが与えられる決定が下された。
事故後にコースサイドで撮影された画像によると、笹原選手のシャシーはキャッチフェンスを乗り越え、デグナーカーブの開始点近くに着地した。日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久会長は、笹原右京が脳震盪と診断され、日曜日の決勝戦には出場できないことを明らかにした。 笹原選手は予防措置として一晩入院する予定だが、日曜にも退院する可能性があり、来週のSUPER GTシーズン最終戦もてぎへの参加が決定する前に東京でさらなる検査が行われる予定だ。上野社長はまた、キャッチフェンスの修理作業が現地時間午後8時に完了する予定であるため、日曜日のフィナーレは予定通り行われることを明らかにした。怪我で欠場した山本尚貴の代役ドライバーとして参戦した大津選手も軽度の打撲のみで事故を免れたが、車の修理時間が十分ではないため、シーズン最終戦を欠場することになる。このインシデントは、21番グリッドから挽回した大津選手が17位争いの130R、イン側から笹原選手をパスしようとした際に起きた。レース結果は3周終了時点で巻き戻され、大津選手は17位フィニッシュとなったが、笹原選手はクラッシュを引き起こしたとして30秒のペナルティを科され、最下位の22位に後退した。大津選手は「序盤は何台かパスして、このまま行けばもっと行けるという感じだったのですが、オーバーテイクシステムを使っている最中に他のクルマ(笹原)とサイド・バイ・サイドになってしまい、接触してクラッシュしてしまいました」と説明。「リプレイスドライバーとして、山本(尚貴)選手のクルマをいい状態で返すことが最優先だったので、クルマのダメージはチームにも申し訳なかった。周回数は少なかったけれど、何かプラスになることがあればいいなと思います」笹原と大津のリタイアにより、日曜日の決勝は20台で争われることになった。ランキングトップの宮田莉朋は野尻智紀に次ぐ2位となり、6.5ポイント差で決勝に臨む。
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