長年、F1の表彰台にシャンパンを提供していたMUMM(マム)がF1から撤退することになった。MUMMを傘下に置くペルノ・リカール・グループは、F1の表彰台でのシャンパンファイトに年間500万ユーロ(約6億4000万円)を支払っていたとされているが、その契約はF1経営陣から“不十分”だとみなされたようだ。
MUMMは、フォーミュラEと今シーズンから新たに公式シャンパン契約を結んでいる。「絶え間ない革新、興奮、そして、限界を超えるというミッションにおいて、我々は本当に革新的な電気モーターレーシングであるフォーミュラEを新たな機会として探究していくことを選んだ。我々のブランド価値に強くフィットしており、モーターレースの自然な進化だ」とペルノ・リカールは認めた。F1の新しいシャンパンサプライヤーはモエ・エ・シャンドンが務めるとみられている。モエ・エ・シャンドンは、1999年までスポンサーを務めていた。