2024年F1第10戦スペインGP決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、カタルーニャ・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)というレンジで最も硬いコンパンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
ピレリは、最速の戦略はソフト‐ミディアム‐ソフトと繋ぐ2ストップと予想。ミドルスティントをハードにするパターンが2番目に最速とした。持ちタイヤにもよるが、ソフトのスティントを1つ追加する3ストップも除外されていない。マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツディレクター)「今回も非常に僅差の予選となり、いくつかのチームやドライバーが、ある時点で最速になる可能性を示していた。今日のノリスによるポールポジション獲得により、レッドブル、フェラーリ、メルセデス、そして新たにマクラーレンを加えた4チームが、グリッドの1番手からスタートすることになった。エンジン、タイヤ、車体など、マシン全体にとって非常に過酷なこのコースにおいて、1年ごとにパフォーマンスが向上していることが、今日の結果から明らかになった。今日のポールタイムは昨年のタイムを1秒近く上回り、各チームから提出されたシミュレーションの平均タイムよりも0.5秒以上速い。レース中のタイヤの使用に関しては、今日の気温の大幅な低下、特に路面温度は、昨日の午後よりも約10度低かったことを念頭に置かなければならない。この気温の低下は、1周の走行には大きな影響を与えなかったが、明日、雨が降る可能性がある場合、重要な要因となり得る。ドライコンディションでは、ミディアムとソフトのドライコンパウンドが最高のパフォーマンスを発揮する。理論的には、最も速い戦略は、C3を2セット、C2を1セット使用することだ。1ストップ戦略は遅すぎるので除外できるが、4スティント、3ストップのレースというアイデアはそれほど突飛なものではない。各スティントでドライバーがタイヤの性能をいかに管理するかという点も非常に重要であり、各チームは最後のフリー走行セッションで入念にこの点に取り組んだ」
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