ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンは、ロバート・クビサは自身のF1キャリアの進行を妨げるようなことをする人間ではないと語った。ラリーでの事故からF1復帰を目指すロバート・クビサは、最後まで今年のウィリアムズのレースシートの候補に挙げられていたが、最終的にセルゲイ・シロトキンがシートを獲得。ロバート・クビサは、ウィリアムズのリザーブ兼開発ドライバーの役割を引き受けた。
最近、元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、ウィリアムズのリザーブドライバーに就任したロバート・クビサが、自身のF1復帰のために、ウィリアムズの2018年F1マシンの開発の方向性を故意に妨害する可能性があると語っていた。「彼の夢はクルマでレースをすることだ。サードドライバーではないね。私はそのポイントを過小評価しない。彼の状況であれば、私は同じことをするだろう」とジャック・ヴィルヌーヴは述べた。しかし、セルゲイ・シロトキンは、ロバート・クビサはそんなことをする人間ではないとジャック・ヴィルヌーヴの見解を否定した。「技術的には可能なことだ」とセルゲイ・シロトキンは Sport FM にコメント。「でも、僕はロバートが素晴らしい男だということを知っているし、彼はそんなことをする人間ではない」「加えて、クルマを改善するだけでなく、自分自身を改善することも仕事だ。だから、彼がそうしたいと思ったとしても、物理的にそんなに簡単なことではないと思う」「チームはなぜクルマにそれが必要なのか、その変更がパフォーマンスに改善をもたらすかについて10回は考えるからね」