2018年にウィリアムズでのF1デビューが決定したセルゲイ・シロトキンは、F1キャリアで使用するカーナンバーとして“35”を申請した。ウィリアムズは16日(火)、セルゲイ・シロトキンが2018年のF1ドライバーを務めることを正式発表。併せてランス・ストロールのチーム残留を正式発表した。
2014年に導入されたF1レギュレーションでは、ドライバーはF1キャリアを通して固定ナンバーを着けることになっており、2~99の中から数字を選ぶことができる。カーナンバー1は現役ワールドチャンピオンのためにリザーブされ、かつてジュール・ビアンキが使用していたカーナンバー17は永久欠番となっている。セルジイ・シロトキンは、まだ正式には承認されていないが、固定ナンバーとして35を申請。カーナンバー35は、現在フォース・インディアのテストカーの1台に割り当てられており、昨年のブラジルGPとアブダビGPのフリー走行でジョージ・ラッセルが使用していた。カーナンバー35がレースで最後に使用されたのは1991年のサンマリノGP。モデナのエリック・ヴァン・デ・ポールが9位完走扱いでレースを終えた。ロシア出身のセルゲイ・シロトキン(22歳)は、2014年にザウバーのロシア企業の救済契約の一環としてザウバーでF1デビューが約束されていたが、フリー走行に出走したのみでF1デビューは叶わなかった。その後、SMPレーシングのメンバーとして2015年にGP2に参戦し、ルーキーでは最高位となる3位でシーズンを終了。2016年にはルノー・スポーツF1のテストドライバーに選出され、2シーズン目となったGP2シリーズでは3位を獲得。F1参戦に必要となるスーパーライセンスポイントを満たした。2017年にもルノーF1での役割を継続し、バーレーンテストと4回のフリープラクティスに参加している。
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