ミハエル・シューマッハが最後にF1モナコGPを制したフェラーリの2001年F1マシン『F2001』がニューヨークで実施されたオークションで750万4000ドル(約8億4000万円)で落札。これまでオークションに出品されたなかで最も価値の高い近代F1マシンとなった。ミハエル・シューマッハが2001年に4回目のタイトルを獲得したフェラーリ F2001のシャシー#211は、マンハッタンで開催れたオークション“Sotheby's Contemporary Art Evening Sale”に出品された。
推定金額は400万ドル(約4億5,000万円)とされていたが、最終価格はそれを大きく上回り、750万4000ドルまでつり上がった。落札額の一部は、元オーナーからミハエル・シューマッハのキープ・ファイティング基金に寄付される。このマシンは、2001年にミハエル・シューマッハが最後にF1モナコGPを制したマシンとして有名であるだけでなく、ハンガリーGPで4度目のタイトルを決めたマシンでもある。このシーズン、ミハエル・シューマッハは17戦で9勝を挙げて、2位となったデビッド・クルサードのほぼ2倍のポイントを獲得し、フェラーリで2年連続、自身4度目のタイトルを獲得している。