ミハエル・シューマッハの家族は、シューマッハの健康状態について虚偽の報道を行ったドイツ誌を告訴した。 昨年12月、ドイツ誌『Bunte(ブンテ)』は、2年前にスキー中の事故で頭部に重傷を負ったミハエル・シューマッハがセラピストの手を借りて何歩か歩くことができ、腕を上げることもできたと報じた。
ミハエル・シューマッハのマネジャーであるザビーネ・ケームは、ただちに異議を唱え、報道が“無責任”であり、“関連する多くの人々に虚偽の希望を与えた”と批判していた。今回、ミハエル・シューマッハの家族は、この件についてハンブルグでブンテ誌を告訴。弁護士のフェリックス・ダムは報道された内容が間違っているだけでなく、ミハエル・シューマッハの健康状態に触れているため、プライバシー保護を定める法律にも違反していると述べた。事故以来、ミハエル・シューマッハの負傷についての詳細は伏せられているが、訴訟のための必要性からシューマッハが“歩くことができない”とフェリックス・ダムは認めている。ブンテ誌の弁護団は、オリジナルの記事で“シューマッハの友人”とされている情報元について、シューマッハの健康状態についてよく知る、以前から信頼できる人物だったと述べた。この訴訟を担当する裁判官は、ミハエル・シューマッハの家族に対する損害賠償金が4万ユーロから10万ユーロ(約455万円から1,137万円)におよぶと概算。 Mirror は、最終的な判決は10月になると報じている。
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