フェラーリとメルセデスが、ミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハの争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。1994年、ベネトンはミハエル・シューマッハとヨス・フェルスタッペンを起用。ヨス・フェルスタッペンの息子マックス・フェルスタッペンは、今年17歳でトロ・ロッソでF1史上最年少デビューを果たし、脚光を浴びている。
同じように注目を集めているのが16歳のミック・シューマッハだ。今年F4でシングルシーターデビューを果たしたミック・シューマッハは、ヨーロッパF3選手権へのステップアップが期待されている。今週、ミック・シューマッハはモンツァでテストを実施すると報じられており、フェラーリのドライバー育成“アカデミー”を仕切るルカ・バルディセリがサポートするという。フェラーリ専門ジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニは、今週ミック・シューマッハが、父親が10年間F1を支配したフェラーリの本拠地マラネロを初訪問したことを明らかにしている。その一方で、ミハエル・シューマッハが最後の所属したメルセデスも、ミック・シューマッハの獲得に乗り出しているようだ。Kolner Express は、ミック・シューマッハが、年末にシュツットガルトで開催されるメルセデスベンツのモータースポーツファン感謝イベント“スターズ＆カーズ”に招待されたと報道。「我々はミックに問い合わせました。メルセデスと彼の家族は緊密な関係がありますからね」とメルセデスの広報担当は述べた。「彼にとって素晴らしい学習経験です」