F1サウジアラビアGP 決勝のハイライト動画。12月5日(日)にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで2021年 F1世界選手権 第21戦 F1サウジアラビアGPの決勝レースが行われた。レースは大荒れの展開となった。10周目にミック・シューマッハ(ハース)がセクター3でクラッシュしてセーフティカーが導入される。この間にメルセデスがダブルピットストップしてハードタイヤに交換する。
ルイス・ハミルトンとの間隔を空けるためにバルテリ・ボッタスがスロー走行したことで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はトラックポジションを重視してステイアウトを選択する。するとレースは13周目に赤旗中断に。トップのマックス・フェルスタッペンはグリッド上でハードタイヤに交換することが可能となった。だが、リスタートで再び波乱。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)にヒットされてクラッシュ。また、ニキータ・マゼピン(ハース)がジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)に追突して2台がリタイア。再び赤旗中断となる。1コーナーでマックス・フェルスタッペンがコース外から不当にトップに立っていたこともあり、リスタート時のポジションは、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ハミルトン、フェルスタッペンの順となる。レッドブル・ホンダは2回目の赤旗中にミディアムタイヤに交換。フェルスタッペンがリスタートでトップに立ち、ハミルトンがオコンを交わして2番手で追走する。37周目。ハミルトンがフェルスタッペンを抜きにかかるが、フェルスタッペンはブレーキングで防御して軽く接触。フェルスタッペンはコース外でアドバンテージを得る。レッドブルはフェルスタッペンに順位を戻すように指示。フェルスタッペンはそれに従ってスローダウンするが、ハミルトンには伝わっておらず、対応できずに追突してフロントウイングを破損する。フェルスタッペンに最初の接触に5秒ペナルティが科される。43周目にルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンをオーバーテイク。そのままトップを維持してトップでチェッカー。暫定ではあるが、ハミルトン3連勝で今季8勝目、通算103諸目を挙げた。2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。5秒ペナルティによって後続とのギャップが十分ではなかっため、ファステストラップを狙ってピットインすることができず、ルイス・ハミルトンにファステストラップの1ポイントも与え、チャンピオンシップで同ポイントに並ばれた。3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。ファイナルラップでエステバン・オコン(アルピーヌ)をオーバーテイクしての表彰台となった。ホンダF1勢は、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が6位入賞。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)との接触でフロントウイングを破損。そのインシデントに5秒ペナルティを科されたこともあり14位でフィニッシュ。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は2回目の赤旗の原因となったクラッシュでリタイアでレースを終えた。今回の結果でコンストラクターズ選手権でメルセデスはレッドブル・ホンダに対するリードを28ポイント差に広げた。両方のチャンピオンシップは最終戦F1アブダビGPで決着がつけられることになった。