ザウバーは、F1ドイツGPの決勝レースで、小林可夢偉が11位、ペドロ・デ・ラ・ロサが14位だった。小林可夢偉 (11位)「今日の決勝レースについて、あまり嬉しくありません。どちらのセットのタイヤからもグリップを感じなかったし、タイヤのデグラデーションも早く始まっていました。今日よりも予選でのクルマのバランスの方がよかったです。とはいえ、レースではいいスタートを決めた後、ふたつポジションをあげることができました」
「ピットストップもクルーがいい仕事をしてくれました。周回遅れにひっかかっていたミハエル・シューマッハを抜こうとトライしたのですが、クルマの長所とはいえないストレートでの勝負となってしまいました。その後はビタリー・ペトロフとの争いでしたが、彼を抜くことも出来ませんでした」ペドロ・デ・ラ・ロサ (14位)「レース序盤はハードタイヤでとても難しかった。氷の上をドライブしているようだったよ。実際、僕のレースはタイヤの温度とグリップが出てきた20〜25周目に始まった。そのあと軽くなっていくにつれ、クルマはラップごとに改善された。でも、レースの終わりはとても期待外れだった。遅いピットストップのあと、新品タイヤだったし、ポジションを争いたかった。ニコ・ヒュルケンベルグを追い抜いたあと、次のクルマはルーベンス・バリチェロ、そして可夢偉だった。でも、レース全体でバックマーカーの振る舞いは深刻な問題だったと言わなければならない。結局、ルーベンスのためにドアを開けていたけど、すぐに再びドアを閉めたドライバーと接触してしまった」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「ポイントを獲得できず残念だ。ふたりの戦略をわけて、ペドロにはギャンブルをして、可夢偉にスタンダードの戦略を獲った。可夢偉は集団のなかでうまく走っていたが、レース序盤は前のクルマに頭を抑えられていた状況だった。彼のピットインのタイミングは、彼の前後にいるクルマからポジションを守ためだったが、結果的にオプションタイヤはもっと周回を走れた状況で、そのためピットアウトした後にビタリー・ペトロフにかわされてしまった。可夢偉はそのあと抜き返すことができず、ポイントを逃すことになった。ペドロはとにかく走れるだけ走ってからオプションタイヤを履いて状況をみるという戦略だったが、ニコ・ヒュルケンベルグをオーバーテイクできたところまではよかった。しかしヘイキ・コバライネンと接触してフロントウイングにダメージを負ってしまった。この戦略が功を奏せず残念だが、来週のレースではいい結果を残したい」関連:F1ドイツGP:優勝はフェルナンド・アロンソ、フェラーリが1-2!
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