メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ザウバーのF1チーム売却の噂が本当ならば、この時期にそうするのは間違っていると考えているとF1ジャーナリストのマイケル・シュミットが伝えた。タイトルスポンサーであるアルファロメオの名前を掲げているが、運営母体はスイスを拠点にするザウバーであり、数名のスウェーデンのビリオネアで構成されるスイスを拠点とする投資会社であるロングボウ・ファイナンスが所有している。
様々な報道によると、彼らはザウバーチームの売却に関して、元F1ドライバーでアメリカのレーシングチームであるアンドレッティ・オートスポーツのオーナーであるマイケル・アンドレッティと話し合っていると言われている。アンドレッティは、アルファロメオ/ザウバーのチームの80%の株式を購入することを検討していると噂されている。しかし、マイケル・シュミットによれば、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、現時点でロングボウ・ファイナンスが売却するのは間違いだと考えている。トト・ヴォルフは、売却するなら1年、あるいは2年待つべきだと感じている。特に、新しいレギュレーションが導入される2022年のF1シーズンは、F1グリッドの勢力図が大きく変わる可能性があるからだ。「テーブルにはオファーがある」とマイケル・シュミットは  Auto Motor und Sport  に語った。「今の問題は、ザウバー・レーシングのチームオーナーがそれに満足しているかどうかだ。彼らは緊急にお金を必要としておらず、大規模なレーシング・ファンであるため、判断するのは少し難しい」「トト・ヴォルフは私に『今、F1チームを売る人は誰でも狂っているに違いない』と話した」「チームは1年ではるかに価値があり、2年でさらに価値がある。F1は活況を呈しているとね」「今年は2019年よりも少し多く稼いでいるので、チームは全額を支払われる。多くの国がグランプリを主催するために並んでいる」「機会均等と予算上限を与える可能性のあるレギュレーションの変更が近づいている・・・誰が勝つかは誰にも分からない」「それはより多くの関心を生み出し、より多くのお金を意味し、チームの価値が高まることを意味する」「トト・ヴォルフは、自分ならば今は絶対に売らないと言っている」
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