中団チームは、2019年のザウバーは“警戒”すべき相手だと見なしている。昨年、フェラーリから技術協力を受けるザウバーは、後方グリッドからシーズンをスタートしたが、シーズンが進むにつれてグリッドで最も改善を果たし、後半には定期的に予選Q3やトップ10フィニッシュを争うまでにパフォーマンスを向上させた。
2018年にアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたザウバーは、技術部門も強化しており、その成長具合は2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンが、フェラーリのシートを失った後に2年契約を結ぶことを納得させた。元ザウバーのドライバーを務め、現在はフォースインディアに所属するセルジオ・ペレスは「ザウバーは素晴らしいチームだ」と Autosport にコメント。「彼らは数年間非常に難しい時期を経験したけど、今はフェラーリとの関係によって戻ってきたと思う。フレデリック(バスール)は素晴らしいチームリーダーだし、彼らは素晴らしい進歩を遂げていると思う」「彼らは間違いなく注目すべきチームだ。来年、彼らはかなり高いところにいるだろう。それを楽しみにしているよ」2018年、ザウバーは48ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権を8位で終了。ランキング上位のマクラーレンとハースよりも多くの入賞を果たし、ラスト3戦ではシャルル・ルクレールが“ベスト・オブ・ザ・レスト”の7位に入った。2018年の結果は、ザウバーにとって2014年にV6ターボハイブリッド時代となってからのベストリザルトとなる。今季、マクラーレンに移籍するカルロス・サインツは、ザウバーは立派な敵対者としての地位を確立したと語る。「僕たち全員が彼らを警戒すべきだと思う。でも、来年、僕たちは全員を警戒しなければならない」とカルロス・サインツはコメント。「ザウバーについて考えているし、もう少し予算の多いフォースインディアにもその実力があるかもしれない。ルノーだってそれができるはずだ」「ハースが現在手に入れているフェラーリのパーツを手に入れ続けることができて、フェラーリがエンジン開発を支配し続ければ、彼らもとても強いはずだ」「マクラーレンもまったく新しいプロジェクトを進めているし、困難なシーズンの後、投資をして、4位に戻ることを望んでいる」「それらすべてのチームについて考えければならないし、来年は誰もがミッドフィールドの戦いをリードする可能性があると思う」
全文を読む