ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、シャルル・ルクレールがフェラーリドライバーとしての生活にどれくらい適応できるかは不確かだと語る。モナコ出身のシャルル・ルクレール(20歳)は、近年の若手のなかで最も評価されているドライバーのひとりであり、フェラーリは2019年に育成ドライバーのシャルル・ルクレールを昇格させる準備が整っているとも考えられている。
しかし、アルファロメオがスポンサーを務めるザウバーを運営するフレデリック・バスールは、フェラーリはシャルル・ルクレールを2019年もザウバーに残した方が賢明かもしれないと考えている。「ザウバーからフェラーリへの移籍は大きなステップだ」とフレデリック・バスールは La Derniere Heure にコメント。「何が起こるか我々には予測できないあ。特にドライバーがお金を稼ぐ場合にはね」実際、今年F1デビューを果たしたばかりのシャルル・ルクレールだが、2019年にフェラーリに移籍した際には500万ユーロ(約6億5000万円)が支払われるとも言われている。「過去20年間、F1で非常に優れた初シーズンを過ごしたドライバーをたくさん見てきた」とフレデリック・バスールは続ける。「名前を言うつもりはないが、初めて小切手に触れてすぐに問題を抱える者もいた。人生で新しいことを発見し、彼らがやってきたことを少し見失い、彼らは自らのルーツを失ってしまった」「なので予測はできない。シャルルにとってフェラーリが大きな飛躍だ。そして、それが、フェラーリが常に非常に若いドライバーを起用することをためらってきた理由でもある。彼らは自分たちのシステム内にあるプレッシャーを十分に把握している」しかし、フレデリック・バスールは「シャルルについてはあまり心配していないがね」と付け加えた。