ザウバーは、シーズン全体を通して2016年型のフェラーリ製F1エンジンを走らせると述べた。ザウバーは、マシン開発に集中するためにC36にプラットフォームを熟知している1年落ちのフェラーリ製F1パワーユニットを搭載することを決定。シーズン序盤のポイント獲得を目指している。
しかし、各エンジンメーカーは2017年F1エンジンに改善を施しており、プレシーズンテストと開幕戦F1オーストラリアGPの結果からザウバーにとって厳しいシーズンになることが予想されている。2017年型エンジンを搭載する可能性について質問されたザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは「いいえ、それはわかっていたことです」と語り、2017年型のフェラーリ製エンジンは寸法が変わっているため、ザウバー C36には搭載できないと述べた。モニーシャ・カルテンボーンは、エンジンを判断する前に異なるトラックで相対的なエンジンパフォーマンスを確認したいと語る。「オーストラリアは代表的なトラックではないので、言うにはまだ早すぎます。数戦待つ必要があります。そうすれば、どれくらいギャップが大きいかわかるでしょう」しかし、モニーシャ・カルテンボーンは、もう少し良いシーズンスタートを予想していたと認める。「いくつか新しいコンセプトを採用しているので、もう少し良いスタートになることを期待していました」「我々にはきとんとした開発プランがあります。いくつかは中国GPに持ち込まれていますし、バーレーンでは激しいテストプログラムがあります」「バルセロナではより大きなパッケージを予定していますし、そこから続けていきます」ザウバーは、2018年からホンダとF1エンジン契約を結ぶと噂されている。