ザウバーが、カナダの富豪ローレンス・ストロールにチームを売却するという話が破談になった可能性がある。 最近、ファッション界の大物でフェラーリともつながりを持つローレンス・ストロールが、財政難のザウバーを買収するという話が盛んに噂されていた。 El Mundo Deportivo は、ローレンス・ストロールが、F1の商業権を手に入れるためのコンソーシアムを立ち上げようとしたと報じている。ローレンス・ストロールの息子ランスは、フェラーリ“アカデミー”のドライバーだ。
「だが、モンツァのパドックで言われていたのは、ザウバーの買収話が間もなくまとまりそうだというものだった」と同紙は報じていた。「契約が終わっていないとすれば、それはペーター・ザウバーの要求額が高すぎるからだ」だが、Blick は「ザウバーを買収しようという以前の試みは全て、様々な理由により失敗してきた」と報道。その一方で、La Presse は、ローレンス・ストロールとの契約はあり得ると考えている。 ローレンス・ストロールは、モントランブラン・サーキットを所有しているが、F1開催サーキットのオーナー同士であるF1カナダGPの元プロモーター、ノーマンド・レガルトは「彼は長年、フェラーリと非常に近い関係だった。彼はモータースポーツ、F1パドックに詳しく、バーニー・エクレストンとも非常に親しい」と同紙に述べた。ノーマンド・レガルトは、ザウバーとローレンス・ストロールの噂は“非常に信頼できる”と述べた。 しかし、Autosprint は、この売却話に否定的だ。 「交渉は実りある結末に近づいているように見えた。だが、イタリアGPの直前に全ては壊れてしまった」 と報じた。