ロシアの団体がザウバーを救済するという契約が実現しない可能性が出てきた。先月、ザウバーとロシアの3企業が契約を結んだことが発表されたが、チーム代表のモニーシャ・カルテンボーンは契約に遅れが出ていることを認めていた。Die Welt は、フェラーリが、ザウバーが請求額の一部を早急に払わなければ、カスタマーエンジンの供給を打ち切ると通告していると報道。
また、最新のニュースでは、F1タイヤサプライヤーであるピレリへの2013年の支払いも滞っている報じられている、また11日(日)にはセルゲイ・シロトキンの父親であるオレグ・シロトキン氏の動き次第ではロシアとの契約そのものが消滅する可能性もあると報じられた。オレグ・シロトキンは、ザウバーと契約を結んだロシア企業のひとつ、National Institute of Aviation Technologiesの代表を務めており、この取引に不可欠な人物だ。Blild は12日(月)、ザウバーに再び“劇的”な変化が訪れたといい、契約が“破たん”の可能性まで出てきたと報じた。「ロシアのスポンサーによる救済は実現しないかもしれない」と同紙は報道。「我々の情報によると、NIATの理事会の大多数が、4億ユーロ(約519億円)の投資に反対票を投じたようだ」