ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、F1マレーシアGPでのニコ・ヒュルケンベルグの走りが、チームがヒュルケンベルグを起用したのが正しかったことを示すパフォーマンスだったと考えている。ニコ・ヒュルケンベルグは、F1マレーシアGPで8位に入賞し、ザウバー移籍後初ポイントを獲得。ロータスの2台には届かなかったが、マクラーレンのセルジオ・ペレスを抑えての入賞だった。
ニコ・ヒュルケンベルグは、マシントラブルにより、開幕戦オーストラリアGPに出場することはできなかった。モニーシャ・カルテンボーンは、レースを通してのニコ・ヒュルケンベルグのファイティングスピリットを称賛した。「もちろん、特定のクルマを抑え続けるのは我々にとってタフに見えたかもしれませんが、ニコは非常に素晴らしい仕事をしましたし、全力で戦ってくれたと思います。彼は自分のスキルを示し、我々が彼を起用した理由を証明してくれたと思います」「我々は、彼のことを非常に効率的で速いドライバーだと見ています。彼はクルマでできる最大限を生かしていましたし、ロータスにずっとしがみついて行こうとしていました。かなり感銘を受けました」「彼はかなり苦戦していましたが、彼らについていくことができました。とても良かったです」昨年、ザウバーは、4度の表彰台を獲得し、コンストラクタース選手権で6位を獲得するという力強いシーズンを過ごした。ザウバーはここまで予選Q3に進出できていないが、モニーシャ・カルテンボーンはクルマのポテンシャルに関して楽観的なままだ。「どの方向性に進むかを判断するにはまだ時期尚早です。はっきりいえるのは、我々はクルマのポテンシャルを確信しているということです」「もちろん、開幕戦では収集できていたはずの全てのデータを失いました」「重要なことは、データを収集した今、ホームでそれをきちんと分析することです。どこを改善できるか把握する必要がありますからね」