ザウバーは、F1で前進し続けるために必要なインフラと人員があると確信している。ザウバーには、2009年にF1から撤退したBMWが有していたF1でも最高レベルの風洞があり、ペーター・ザウバーは前進のためにファクトリーを拡張する必要はないと考えている。「我々には非常に高いレベルの優れたインフラがあるし、何も増やす必要はない」とペーター・ザウバーは AUTOSPORT にコメント。
「我々は(Resource Restriction Agreementに従って)人員面を削減したが、既存のスタッフレベルでなんとかやっていけることを心から願っている」ザウバーは、BMWとの提携期間に風洞やCFD施設の増強を含めたBMWの投資から十分な利益を得てきた。ペーター・ザウバー自身も最先端の技術がザウバーには残っていると確信しており、最近風洞をアップグレードさせているフェラーリやルノーに続く理由はないと考えている。「軽率にしゃべりたくはないが、実際フェラーリやルノーは我々の風洞レベルに到達するために大幅な増強をしなければならないだろう」ザウバーはF1で最高の風洞を有していると感じているかと質問されたペーター・ザウバーは「そうとは言いたくないが、相当する風洞を有しているのはトヨタだけだと思う。重要なのは規模だけではなく、風洞のクオリティも重要だ」だが、トランスミッションは、外部の援助を必要としている。トランスミッション部門は、BMWがミュンヘンの社内ですべてを実施していた部分であり、段階的に縮小していた部分である。ザウバーは現在、エンジンとともにフェラーリのカスタマートランスミッションを使用しており、将来もこの状況が続いていくと考えている。「過去に我々は独自にトランスミッションが開発していたし、理にかなっていた。だが、トランスミッションは過去3年間ミュンヘンで組み立てられており、ヒンウィルにはトランスミッション施設はないし、再びそれを確立させることは理にかなってはいない。「コスト面から考えてもフェラーリから供給してもらう方がよい。KERSと同様にそれは来年も変わらない」
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