佐藤琢磨は、インディカー第15戦ケンタッキーの予選を14番手で終えた。事前のテストを行っていないため、佐藤琢磨にとっては今日のプラクティスがケンタッキー・スピードウェイ初走行だった。さらに、プラクティスが雨で短縮され、オーバル経験の少ない佐藤琢磨にとって、決勝用と予選用のマシンセッティングの両方をスムーズに進めるのは至難の業だった。与えられた厳しい状況を考えれば、佐藤琢磨が手にしたグリッドは決して悪いものではないといえる。
佐藤琢磨 (14番手)「予選前のプラクティスが30分少ししかありませんでした。プラクティスで試したセッティングから予選用マシンを作ったのですが、気象などの条件がプラクティスと決勝では大きく異なり、難しかったです。気温が上がり、風も強く吹いていました。ケンタッキー・スピードウェイは先週走ったシカゴランドと同じ1.5マイルのオーバルですが、こちらの方がバンピーでドライビングは難しいです。レースもシカゴのように大集団を作って周回するのではなく、1台ずつが離れた状態で走る戦いになると思います」