佐藤琢磨は、インディカー第10戦トロントの決勝レースをリタイアで終えた。佐藤琢磨は、オーバーテイクの難しいストリートコースで18番グリッドからスタート。1周目に15位まで順位を上げてみせた。その後にいったん20位まで後退した佐藤は、ペースアップした16周目、チームメートのマリオ・モラレスとターン3への進入で接触し、外側の壁に押し付けられてクラッシュ。10戦で6回目のリタイアを喫した。
佐藤琢磨 (25位)「スタートでいくつかポジションを上げることができ、チームメートのモラレスの後ろにつけました。彼のペースが上がらなかったので、ターン3でサイド・バイ・サイドになりました。ところが、彼はこちらが見えていなかったらしく、アウト側へと寄って来た。私としてはまったく行き場がなく、彼のマシンと壁の間に挟まれるアクシデントとなってしまいました。まだパスされても大きな痛手ではない序盤だったのに、チームメート同志で接触してリタイアするなんて、本当に残念な結果です。次のエドモントンは空港でのレース、初めての経験になりますが、全力で戦いたいと思います」