佐藤琢磨は、インディカー 第3戦 ロングビーチの決勝を不運な接触によって21位でレースを終えた。前日の予選ではアタックを妨害されて22番グリッドに沈んでいた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だが、レースでは力強いペースを発揮し、オーバーテイクを重ねて6番手までポジションを上げていた。
しかし、前を走行していたライアン・ハンターレー(アンドレッティ・オートスポーツ)がコントロールを失って佐藤琢磨に接触。琢磨のマシンはサスペンションにダメージを負い、緊急ピットインを余儀なくされる。サスペンションを交換してレースに復帰した佐藤琢磨だったが、最終的に11周遅れの21位でフィニッシュした。不運なレースとなったが、佐藤琢磨は「難しいレースでしたが、私たちはエキサイティングな戦いができたと思います」と振り返る。「作戦も大事だがオーバーテイク可能なマシンとすることの方が大事だとチームと話し、セットアップを変更してレースに臨みました。その狙い通りになって1台ずつパスして行くレースを戦えました」「力強いマシンで6位にまで順位を上げることができたのですが、残念なことにリスタートの後にライアン・ハンターレイがターン5でバランスを崩して大きくスライドしました。彼はその直後にグリップを復活させて僕のラインに戻って来たため、何とか避けようとしたのですが、彼のマシンと接触。軽くぶつかっただけと感じましたが、こちらのフロントサスペンションが壊れ、ピットでの修理が必要となりました」「あのまま走れていたら表彰台に上ることが可能だったでしょうから、本当に残念です。今日のレースは目指す結果につながりませんでした。しかし、そこに至るまでに力強い走りができたことをポジティブに捉え、次戦に臨みたいと思います」
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