佐藤琢磨は、インディカー 第12戦 ミルウォーキーの決勝レースを14位で終えた。佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、予選13番手からスタート。得意とするミルウォーキーで優勝争いを行う意気込みだったが、マシンセッティングがコンディションにマッチしておらず、1度目のピットストップを行った直後に周回遅れとなった。
フロントウイングのセッティングを変更してトップグループと同等のラップタイムを記録するまでコンディションは回復したが、周回遅れから脱却できずにレースは終盤を迎えた。それでも、粘り強く走り続けたことでゴールを目前にしてリードラップに返り咲いた。そして、最後のピットストップ時には10番手となり、新品のタイヤを装着することで、さらなるポジションアップを目指した。しかし、そのピットストップでタイヤ交換に手間取り、15番手まで大きく後退。リスタートからの18周で1台をパスし、14位でのゴールとなった。佐藤琢磨(14位)「長く厳しいレースでした。スタート直後のマシンは非常にドライビングが難しいものになっていて、最初のピットストップを行う前までに順位を大きく落としました。そのうえ、そのピットストップに時間がかかってしまったことから周回遅れに陥りました。その後はリードラップに戻るべく全力で追い上げました。マシンはウイングを調整したことでトップグループに匹敵するスピードで走ることができました。しかし、一台のマシンが、一つのフルコースコーションでコース上に残る作戦を採用し、彼が私の前を走り続けたためにリードラップに戻ることができませんでした。それでも奮闘を続けた結果、リードラップに戻ることはできたのですが、もうレースの残り周回数は20周を切っていました。それでもトップ10でゴールできるチャンスを手に入れ、最後のピットストップ後にはさらに順位を上げることを狙っていました。ところが、最後のピットストップのリアタイヤの交換でトラブルが発生。10番手でピットインしたのに15番手まで後退。リスタート後に1台を抜きましたが、同じく新品タイヤを履くライバルたちが相手となっていたため、14位でのゴールとなりました。悔しいレースでした」
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