佐藤琢磨は、インディカー 第2戦 ルイジアナの初日を9番手で終えた。ベライゾン・インディカーシリーズにとって初訪問となるNOLAモータースポーツパークで開催されたインディ・グランプリ・オブ・ルイジアナの第1プラクティスにおいて、ABCサプライ・チームは苦戦を強いられた。ただし、第2プラクティスまでにマシンは改善され、週末に向けての明るい兆しが見え始めている。
暑くジメジメしたコンディションで行なわれた第1セッションにおいて、ABCサプライ・チームの2台はタイムチャートの下位(22番手と23番手)に沈み込み、二人のドライバーはマシンの仕上がりに不満を漏らしていた。その後、データを分析したエンジニアたちがセットアップを見直したところ、ドライバーはいくぶん自信を取り戻した。第2セッションでは佐藤琢磨が9番手、ジャック・ホークスワースは11番手のタイムを記録している。明日はプラクティスセッションをもう1回行なった後、公式予選が実施される。75周で競われる決勝レースは日曜日の午後に開催される。佐藤琢磨「NOLAでの初日は苦しい展開となりました。最初のセッションはドライ・コンディションでしたが、グリップレベルとバランスに問題を抱えていたので、その原因を探るためにたくさんのアイテムを試し、データを収集することとなりました。第2セッションは、最初はチョイ濡れで、セッション終盤に向けて80〜90%は乾いたものの、一部に湿ったところが残っているというトリッキーなコンディションでした。マシーンの状態はおおむね改善されたといえます。第2セッションでは、このマシーンの進化を確認するための走行を行ない、その仕上がりに満足をしています」