佐藤琢磨は、インディカー 第11戦ポコノの決勝レースを電気系のトラブルにより、リタイアで終えた。ポコノでのレースは、インディ500と同じくグリッド1列に3台が並ぶ。予選4番手だった佐藤琢磨は、2列目内側グリッドからスタートし、安定したペースでトップ10以内にポジションを保って序盤を戦っていた。ところが、1回目のピットストップを行う前の25周目、佐藤琢磨のマシンが突如としてスローダウン。電気系統のトラブルにより、リタイアを余儀なくされた。
佐藤琢磨(21位)「スタートではオーバーブーストとなって順位を落としましたが、失ったポジションを着々とばん回していくことができていました。500マイルの長いレースですから、トップが見える位置につけ、上位にポジションを保って走ることができ、いい序盤を戦えたと思います。ところが、1回目のピットストップを行う前に突然駆動力を失いました。電気系統のトラブルでした。マシンの仕上がりがよかっただけに悔しいですね。ミルウォーキーで行ったテストから、オーバルでのマシンをよくすることができ、私たちはポコノでもマシンを高いレベルに仕上げることができていました。それには大きく勇気づけられましたし、来週のアイオワでも私たちのマシンは速いと思うので、予選から上位で戦いたいと思います」