佐藤琢磨は、ダブルヘッダーでインディカー 第7戦として開催されたデトロイトで今シーズン2度目となるポールポジションを獲得。1分16秒1371で現在の構成でのトラックレコードを更新した。今シーズン、佐藤琢磨がポールポジションを獲得するのは開幕戦セントピーターズバーグに続いて2度目のこと。今年に入ってから2度ポールポジションを獲得したのは、全ドライバーのなかで佐藤琢磨ただひとりとなっている。
佐藤琢磨がインディカーシリーズでポールポジションを勝ち取ったのはこれが通算5度目、AJフォイト・チームのABCサプライ・ホンダを駆るようになってからは、これが通算3度目となる。11名ずつがふたつのグループに分けて行われた予選は各12分と短いもので、ある意味で「イチかバチか」の勝負となった。ABCサプライ・チームは第2グループに出走し、ここで1分16秒1371(111.115mph。約177.8km/h)という抜群のタイムを記録した佐藤琢磨は、第1グループでトップに立ったジェイムズ・ヒンチクリフを1/4秒近くも引き離した。この結果、第2グループのドライバーが奇数番のグリッド、第1グループのドライバーが偶数番のグリッドからレースに挑むことになった。佐藤琢磨「ABCサプライ・チームにとっては本当に嬉しい結果となりました。ギアボックス・トラブルに見舞われた昨日のレースは苦しい戦いでしたが、このレースをテストとして活用することで、たくさんのことを学びました。解決しなければいけない問題をいくつか見つけ、クルマをまとめ上げるためにチームとエンジニアが素晴らしい仕事をしてくれました。第1グループの様子を見ていて、トラックコンディションが非常にいいことがわかりました。(ポールポジションを獲得)できるかどうかはわかりませんでしたが、2ラップを走るとマシンの調子が素晴らしいことがわかって自信が得られ、最後のラップではマシンがぴったりと仕上がっていました。僕はただ100%集中し、ミスをしないように気をつけるだけで大丈夫でした。本当に最高の予選でした」
全文を読む