佐藤琢磨は、2014年 インディカー第2戦ロングビーチの決勝レースをリタイアで終えた。昨年のロングビーチでキャリア初優勝を飾った佐藤琢磨は、15番手からレースをスタート。序盤には後退を喫した佐藤琢磨だったが、1回目のピットストップでソフトタイヤを装着するやペースを上げ、多重アクシデント発生前には10番手まで順位を回復させていた。
ゴールに向けて新品のソフトタイヤを装着した佐藤琢磨は、上位進出も期待のできるレースを戦っていた。しかし、トップグループで3台が絡むアクシデントが発生。絡み合ったマシンがコースの半分近くをふさいだところに到達した佐藤琢磨は、止まっていたマシンを避けることができずに激しくヒットし、フロントサスペンションを破損。リタイアを余儀なくされた。佐藤琢磨 (22位)「厳しい週末になりましたが、多くのファンに声援を送ってもらえたことに、深く感謝しています。今日のレースも厳しい戦いになりました。スタートでの加速が悪く、異様に混雑していたターン2では後方からヒットされ、前のマシンにぶつかってフロントウイングを傷めてしまいました。しかし、その後、早めにピットに入るなどの作戦にレース展開が味方してくれ、ポジションを上げていくことができました。決勝でのマシンは、予選までとは違って競争力のあるものに仕上がっていたんです。土曜日のものとはガラリと違うセッティングをファイナルプラクティスで試し、マシンを速いものにできたのは今週末の大きな収穫でした。残念だったのは、レースが終盤に入ってからのターン4で多重アクシデントが発生し、自分たちもそこでレースを終えねばならなかったことです。3台が絡んで進路をふさいでいたため、避けることができませんでした。私たちは今週つかんだプラスの面を武器にして、次のバーバー・モータースポーツ・パークでのレースを戦いたいと思います」
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