佐藤琢磨は、17日から2日間の日程で行なわれたインディカーの「スプリング・トレーニング」オープンテストを終了。チームは、大きな手応えを掴んでバーバー・モータースポーツ・パークを後にした。22台が参加したテストにおいて、佐藤琢磨は4番目に速いラップタイムを記録した。2日間とも午前中は華氏40度台(おおよそ4〜10℃)と寒く、しかも18日の朝は雨が降ったため、実際に走行する時間は当初のスケジュールより短いものとなった。
それでもチームはできるだけ長い時間を走行にあて、バーミンガム近郊にある風光明媚な2.3マイル(約3.7km)のコースを2日間で96ラップした。18日、佐藤琢磨は57ラップを周回し、そのうちの25周目に記録した1分07秒3314が2日間のベストタイムとなった。なお、テスト初日の17日、佐藤琢磨はホンダ勢として最速の1分07秒8619をマークして5番手に立っていたので、2日目は0.5秒ほどラップタイムを短縮したことになる。ベライゾン・インディカー・シリーズは3月30日開催のファイアストン・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグで開幕する。佐藤琢磨「この2日間でとても大きな収穫を得ました。天候の面では、やや運がありませんでした。雨の降った午前中は走行せず、午後はとても気温が低かったので、レースウィークエンドとはだいぶ異なるコンディションとなりました。それでも、僕たちは予定していたテスト・プログラムの多くを実施し、それらによってクルマがどう反応するかを確認することができました。パフォーマンス的にもフィードバックの面でも非常にいい結果が得られました。今回はとてもいい準備になったので、セントピーターズバーグに挑む準備は整ったと思います」
全文を読む