佐藤琢磨は、インディカー第15戦ソノマのレースをアクシデントに巻き込まれるカタチで23位で終えた。佐藤琢磨は、13番手スタートから10周で9番手までポジションを上げ、さらに上位を狙える状況が見えていたが、19周目のリスタートのあと、目の前でスピンしたマシンと接触してフロントノーズとフロントサスペンションを破損した。
ピットで長い時間をかけてマシンを直し、レースに戻った佐藤琢磨だったが、今度はスピンして進行方向と逆を向いてストップしていたマシンが突如として動き出し、佐藤琢磨にぶつかってきたことでレースを終えざるを得ませんでした。佐藤琢磨 (23位)「新品のソフトタイヤでスタートし、順位をいくつか上げることができました。マシンのセッティングもよかったようで、周りを走っていたライバル勢と同じペースで戦うことができていました。しかし、リスタート直後のターン3でスピンしたマシンが右側からコースに戻ってくる状況となり、接触してしまいました。傷めた右フロントサスペンションを修復してレースに戻ったのは、来年に向けてのデータを集めるためでした。大幅な周回遅れとなっていた私たちは、レースの邪魔をしないようにリスタートでは後方に下がるなどしていましたが、スピンをして止まっていた一台のマシンの横を通り抜けようとしたとき、彼が突然アクセルを踏み込んでぶつかってきて、リタイアを喫することとなりました。全く無駄なアクシデントだったと思います。次は得意とするボルチモアのストリートです。今週のレースからは気持ちをきっちりと切り替え、絶対に勝つという意気込みでレースに臨みます」