佐藤琢磨は、インディカー第14戦ミドオハイオの予選を16番手で終えた。一昨年のミッドオハイオで4位フィニッシュしている佐藤琢磨は、金曜の2回のプラクティス両方でギアボックスにトラブルが発生した上、予選を前にした午前中のプラクティスでもコースアウトがあったため、十分な走り込みができず、マシンセッティングを思うように行えないまま予選を迎えた。
10分間という短い予選セッションで、佐藤琢磨はできるだけ多くのラップをこなしたいと考えていたが、ルーキードライバーのアクシデントによって走行時間が大幅に短縮される難しい状況に直面。それでも佐藤琢磨はソフトタイヤを装着して全力でのアタックを敢行し、今週末の自己ベストを更新。1分06秒1989をマークして予選16番手、8列目アウト側グリッドから明日の決勝に臨むことが決まった。佐藤琢磨 (16番手)「昨日のプラクティスはトラブルに見舞われ続けて多くの周回を重ねられず、走行時間の少なさからマシンセッティングを十分に行うことなく予選を迎えました。そうした苦しい状況下でもすべての要素を良い方向へと集約させるべく全力を挙げ、私たちはかなり良いパフォーマンスを発揮していたと思います。しかし、インディカー・シリーズは非常に競争が激しいため、わずかな差で第2ステージへの進出を逃しました。とても残念な結果ですが、マシンがどれだけの力を持っているかを予選で把握することができましたから、明日のウォームアップでさらにマシンを向上させたいと思います」
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