佐藤琢磨は、ダブルヘッダーとなるトロントでの2レース目、シリーズ第13戦のための予選を15番手で終えた。ダブルヘッダーでは1レース目と2レース目で予選方式が異なる。2レース目のための予選は出場全車を2グループに分け、それぞれが12分間に渡ってアタックを行うグループセッション方式が採用される。佐藤琢磨は第2グループで走り、1分00秒0864がベストでグループ内の8番手だった。
ハードタイヤでマシンのフィーリングを確認してからソフトタイヤでアタックを行う予定だった佐藤琢磨だったが、ハードタイヤで走った時点でマシンに電気系統のトラブルが発生し、今週2回目の予選用に施したマシンセッティングも万全でなかったため、予選結果は15番手で、日曜のレースには8列目イン側グリッドからスタートを切ることになった。佐藤琢磨 (15番手)「予選アタック中に他車がアクシデントを起こして、赤旗が出されましたが、それがなくても私たちの予選順位は大きく変わらなかったと思います。路面は昨日より少しグリップが高くなっていたようですが、私たちのマシンはトラブルに見舞われていました。予選開始直後にハードタイヤで走り、昨日とのマシンの違いを感じ取るつもりだったのですが、トラブルの出たマシンでは、それが十分にできませんでした。ソフトタイヤへと交換してアタックを行いましたが、マシンのフィーリングを探りながら走るしかなく、とても乗りづらいマシンでもありました。その結果、上位陣とのラップタイムの差も結構大きなものになりました。セッティングをもう一度検討し、今日の第1レースに臨みます。そして、第1レースで得られた情報やデータを基にマシンを向上させ、明日のレースも全力で戦いたいと思います」