佐藤琢磨は、インディカー第12戦 ミドオハイオの予選を18番手で終えた。全長2.258マイルのミドオハイオ・スポーツカー・コースはバラエティー豊かなコーナーを備え、ドライバーは高度のマシンセッティング能力とドライビングスキルを求められる。2012年シーズンになってシャシーもエンジンも新型に一新されたことから、ミッドオハイオでの予選タイムは飛躍的に向上した。
前戦エドモントンで予選4番手からキャリアベストとなる2位フィニッシュを記録したばかりの佐藤琢磨は、ミドオハイオ・スポーツカー・コースを得意としているドライバーの一人。デビュー年だった2010年には予選3番手につけて上位でバトルし、2回目の挑戦となった2011年には予選9番手からのレースで4位フィニッシュ(当時の自己ベストリザルト)を果たした。今年はポールポジション争いを目指しての参戦となった佐藤琢磨だったが、マシンセッティングが思うように進まず、今日の予選は第1セグメントで終了。予選18番手だった。佐藤琢磨 (18番手)「今日の予選結果にはガッカリしています。ミッドオハイオのコースが私はとても好きですし、昨年まで2年続けてよい成績を残してきています。今日は予選の第2セグメントに進むだけのスピードがありませんでした。それがとても残念です。ミッドオハイオでは今年も予選順位間のラップタイムが非常に接近しています。私たちはプラクティスまでと比べ、予選では大きくマシンを進歩させることができていました。しかし、コンマ2秒ほど足りなかったのです。今日の予選とプラクティスで得た経験を生かして、マシンをさらによくするべくデータの分析を行いたいと思います。そして、明日のウオームアップセッションでマシンをさらによいものとし、決勝レースに臨む万全の体制を手に入れたいと思います」
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