佐藤琢磨は、インディカー 第4戦 サンパウロのプラクティス2でエンジントラブルが発生したために予選への出走を果たせず、明日のレースは最後尾の26番グリッドからスタートすることになった。佐藤琢磨は、プラクティス1回目でギアボックスの冷却系にトラブルが発生し、その対策を行ってプラクティス2を走り出したが、8周目にトラブルのためストップ。ほとんど走り込みの行えない状態で決勝のレースを迎えることとなった。
しかし、明日の天気予報は雨。昨年のこのコースで行われたウエットコンディションのレースで、目覚ましい速さを披露した佐藤琢磨だけに、大きく順位を上げてのフィニッシュが期待される。佐藤琢磨 (26番手) 「残念ながら、あまりよくない一日となってしまいました。最初のプラクティスでは、トラブルではなかったのですが、少し気になるデータがマシンからピットへと送られていたため、リスクを避けようと、走行を早めに切り上げました。マシンには問題がないと判明しましたが、セットアップを向上させることはできませんでした。プラクティス2回目は、ほとんど走らないうちにトラブルでストップせねばならず、予選までの時間が短かったために、すべての準備を整えて予選に臨むことは不可能となってしまいました。明日は90%の確率で雨が降ると言われています。雨なら、ポジションを上げていくことも可能でしょう。作戦も上手に使って、上位でのフィニッシュを目指します」
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