佐藤琢磨は、第102回インディ500の予選を16番手で終えた。3台が横に並ぶ決勝では6列目からのスタートとなる。前日の予選1日目は29番手と厳しい一日となった佐藤琢磨だったが、2日目にむけてクルマを改善。平均226.557mph(226.856mph - 226.637mph - 226.468mph - 226.268mph)をマーク。6列目16番グリッドからスタートすることが決定した。
「僕たちはある程度の一貫性を見い出せたと思います」と佐藤琢磨はコメント。「トップスピードを上げることを目指し、それはまだ納得のいくレベルのものを獲得できていませんが、安定した走行を可能とするマシンにすることはできていました。チームのエンジニアたちは、本当にハードに働いています」「ドライバー3人は昨日苦しい戦いを強いられていましたが、今日、安定した走りをついに実現できたのはうれしいですね。今日、私たちが学び取ったものは本当に大きいと思います。大きな前進ができました」「予選は終了し、これからは決勝レースに集中した、今日までとはまったく異なる戦いが始まります。明日のプラクティスのあとには、金曜日のファイナルプラクティスまでの間にマシンに作業を行う時間もあります。レースではトラフィックの中で速く、安定感のあるマシンが強いです。暑さの中でのレースとなれば、タイヤの摩耗にも悩まされる戦いにもなるはずです。そうした戦いになったときに強いマシンを作る、そこが重要だと考えています」3台体制のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、佐藤琢磨は16番グリッド、オリオール・セルビアが26番グリッド、グラハム・レイホールは30番グリッドからのスタートとなる。「これから僕たちは完全に異なるシナリオでレースカーに集中していきます。月曜日からカーブデイまでにレースカーに取り組む時間はあります。トラフィックのなかでクルマは本当に強くなければなりませんし、一貫性も重要です」「暑いレースになれば、レースの最後は全員がタイヤのデグラデーションに苦労します。そこが僕たちが取り組むべきひとつだと思っています」関連:第102回 インディ500 予選:エド・カーペンターがポールポジション獲得
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