佐藤琢磨は、F1日本GP前にホンダの栃木の研究所でマックス・フェルスタッペンとホンダの1965年のF1マシン『RA272』を走らせた。マックス・フェルスタッペンは、自分より2倍以上もの歳を重ねたRA272をドライブ。しかし、慣れないHゲートのシフト操作に戸惑う間に、あっという間にエンジンはストールする。
その後もHパターンのシフト操作に四苦八苦しながらも、マックス・フェルスタッペンはわずかな時間で慣れ親しんだマシンのような動きへと導いていった。「彼にとっては、難しいマシンだったと思います」と佐藤琢磨はコメント。「何しろ今ドキのマシンとは、何もかも扱い方が違う。最新のF1マシンに慣れている人ならなおさら。すべてがアナログで、何もかもを自分の五感で対処しなければならない。誰も助けてくれないし、事前の計画通り事が進むわけじゃない。だからこそ、楽しい側面があるんです」「でも、瞬時に彼がそれを理解していたところは、さすがのトップドライバーだと思いました」


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