佐藤琢磨が、インディカー第15戦ゲートウェイでの優勝。その喜びを語った。前戦ポコノでオープニングラップで多重クラッシュに巻き込まれた佐藤琢磨は、その事故を引き起こしたとして多方面からバッシングを受けていた。「ちょっと苦しい数日間だったんだけど、チームとファンのみんなが支えてくれたんで、集中して頑張れたと思います」と佐藤琢磨はコメント。
5番グリッドからスタートした佐藤琢磨だが、スタートで失速。13番手まで順位を落とし、その後もペースは上がらず、一時は2周遅れまで順位を落とす。しかし、ピットストップを繰り返して粘り、189周目にはトップに浮上。今季2勝目、通算5勝目を手にした。「ちょっとスタートが難しくて、飲み込まれちゃって、そのあともペース崩したりして、本当に厳しかったんだけど、でも、走り切るしかないと思ってね。そしたら、やっぱりずっとプッシュしてて、チャンスが巡ってきましたね」今回の勝利の大きさについて質問された佐藤琢磨は「本当に信じられない」とコメント。「どんな優勝だって、いつだって特別だけど、今回は特にみんな気持ちがひとつになっていたと思うので、それがちゃんと結果に繋がったことが、本当に嬉しかったし、チームの本当に素晴らしいサポートでした」佐藤琢磨にとって今回の勝利はショートオーバルでの初勝利となる。「やったね。武藤(英紀)がアイオアで2位に上がって、それからずっと僕はずっと彼のリザルトをずっと目指してきたわけだけど、ついにショートオーバルで勝つことができて、また新たな歴史の1ページが開けたってことに自分もすごくうれしいし、とにかくこれを作ってくれたみんなに感謝したいです」最後にファンにむけて「本当に心配をおかけしました。大丈夫。勝ちました。ありがとう」と佐藤琢磨は語った。
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