山本左近は、イギリスGPではっきりしない状況でブルーノ・セナのポジションを得たことについて、あとで落ち着いてセナと話をしたいと語る。ヒスパニア・レーシングは、何の説明もなくブルーノ・セナの代わりに山本左近がイギリスGPに参戦することを発表。山本左近は、木曜日にテストドライバーから昇格するという指示を受けるとは予想していなかったと認めた。
「本当にびっくりしました」と山本左近はコメント。「普通、ドライブするというニュースを受けたときは、ドライバーとしてとても嬉しいものですよね」「でも、あまりに驚いて、ショックのあまり少し言葉が出ませんでした」「素早く適応して、週末に集中して、出来る限りの情報を集めなければなりませんでした。昨日は楽な一日ではありませんでしたが、メカニック、エンジニア、チームメンバーと作業をして、今朝のためにゆっくりとすべてを準備することができました。今朝は準備ができていました」山本左近は、セナとの状況がぎこちなくなっていることを認め、セナと話すつもりだと語る。「実際、僕たちは“やあ”と言葉を交わしたけど、レーシングドライバーとして彼がどのように感じているかは理解しているし、もう少し経って物事が落ち着いたら彼と話したいです」「現時点でお互いに話しをするのは非常に難しいと思います」「ちょっと変な状況ですが、個人的にはチームに加入して以来、僕たちは良い関係を築いています。彼はいつも素晴らしかったですし、そういった理由で・・・彼がどう思っているかはわかりませんが、あとで彼と話したいです」チームメイトのカルン・チャンドックから1秒遅れの23番手でセッションを終えた山本左近は、クルマと以前使ったことのないソフトのスリックタイヤに順応するにはもっと多くの時間が必要だと認めた。「今日成し遂げたことには満足していますが、まだ改善させる必要のある部分がたくさんあることはわかっています」「プライムタイヤは特に問題なかったですが、軟らかいオプションタイヤに交換したとき、カルンと比べて多くのタイムを失っています」「この種類のスリックタイヤでドライブしたことはないので、経験(不足)によるものなのは確かです。それでも、週末は中盤にきていますし、前を向いて、段階的に進み続けるしかありません」