F1ロシアGP 決勝のハイライト動画。2021年 F1世界選手権 第15戦 F1ロシアGPの決勝レースが9月26日(日)にソチ・オートドロームで行われた。53周のレースは、ポールポジションからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)が、スタートでカルロス・サインツ(フェラーリ)にリードを奪われるものの、13周目に奪い返してトップでレースを展開。
23周目のピットストップでもトップを守り、8秒後方のルイス・ハミルトンからの追撃を必死で交わしながらレースを進めた。しかし、残り10周を過ぎたあたりからサーキットには雨が降り、結果を決定づけることになる。トップのランド・ノリスは、インターミディエイトの交換を確認するチームからの無線に『ノー!』と答えてステイアウト。2番手のルイス・ハミルトンは50周目にピットインしてインターミディエイトに交換する。なんとかコース上に留まろうとしたランド・ノリスだったが、51周目にルイス・ハミルトンに抜かれると、コーナーを曲がり切れずにコースアウト。たまらずピットインする。トップに立ったルイス・ハミルトンはそのままリードを守ってチェッカー。第9戦F1イギリスGP以来となる久々の勝利を挙げ、通算100勝目という大台に到達した。2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。最後尾からスタートしたフェルスタッペンは、メルセデスが17番グリッドに送り込んだバルテリ・ボッタスを7周目にオーバーテイク。その後はフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜きあぐねるも、雨に濡れたサーキットでハミルトンより2周前に6番手でインターミディエイトに交換するためにピットイン。するすると順位を上げて2位でフィニッシュ。ドライバーズランキングでは逆転されるも、そのダメージを2ポイント差に抑えた。3位はフェラーリのカルロス・サインツ。序盤はトップを走行するも、タイヤが厳しくなりノリスに抜かれるとピットイン。一時は13番手まで順位を落とすも、そこから粘り強いレースを見せて、3番手を走行中に早めにインターに交換。その判断が奏功し、表彰台の最後のスポットを手に入れた。4位はマクラーレンのダニエル・リカルド。第1スティントではルイス・ハミルトンを抑えたが、ピットストップで時間がかかって14番手まで後退。だが、じわじわと順位を取り戻し、インターに交換するタイミングも問題なく、4位でレースをフィニッシュした。5位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。序盤はピエール・ガスリー(アルファタウリ)に抑え込まれて、雨が降ったときには14番手を走行していたが、雨に救われて入賞することができた。6位はアルピーヌF1のフェルナンド・アロンソ。終始、マックス・フェルスタッペンを抑えていたが、インターへの交換が1周遅く、順位を落とした。それでも6位は流石の一言。そして、7位はマクラーレンのランド・ノリス。ルイス・ハミルトンの猛追を抑え込んで、優勝まであとわずかだったが、雨に勝利を奪われた。8位のキミ・ライコネン(アルファロメオ)はインターに交換する前は15番手を走行してた。9位のセルジオ・ペレス(レッドブル)は3番手を走行していたがステイアウトを選んで後退した。10位のジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)は、序盤は3番手を走行していたが、タイヤに苦労して14周目にピットイン。それでも入賞圏内ギリギリの戦いに留まり、2戦連続でポイントを獲得した。アルファタウリ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが第1スティントで伸ばして奮闘するも、やや伸ばし過ぎてピットストップで後退して13位でフィニッシュ。角田裕毅はオープニングラップで最下位まで順位を落とすと、ハースとの下位争いに終始し、完走18台中17位でレースを終えた。