ロシアの首都モスクワから100㎞の位置するモスクワ・レースウェイは、延期が続いている2020年のF1世界選手権の代替候補地として“議論する準備はできている”と語る。今のところ、9月にソチで開催されるF1ロシアGPは新型コロナウイルスの状況の影響を受けていない。ロシア国内で報告されている新型コロナウイルスの感染は45例のみだ。
「誰もまだ我々たちにコンタクトを取ってはいない」とモスクワ・レースウェイのマーケティングディレクターを務めるタチアナ・マキナは Match TVに語った。「このような大規模な大会を開催することは州レベルで解決しなけれなければならない問題であることは誰もがよく知っている。しかし、そのような問題が生じた場合、我々はそれを議論する準備ができている」「我々はこのレベルのレースを実施するために必要なライセンスを持っている。建設時には座席が不足していたが、おそらく、それはもはや必要ではなく、とにかく非常に簡単に行うことができる」2人のロシア人のレーシングドライバーは、新型コロナウイルスのパンデミックに対する反応は誇張されていると考えている。「彼らはウイルスを恐れ、数百万ドルの大規模なショーをキャンセルしたことは馬鹿げている」とアレクセイ・ヤシリエフは Sportbox に語った。そして、元ミナルディのテストドライバーであるセルゲイ・ズロビンは、新型コロナウイルスの過剰な反応は最終的にはなくなると考えている。「どこでも損失が重大な値に達すると問題は解決するものだ」とセウゲイ・ズロピンは語る。「人々は長い間家にいないことはできない。何かをする必要がある。そして、レースチームはレースをするときにしかお金を稼げない」