FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、10月12日のF1ロシアGPの初開催を前にソチ・アウトドローモが査察に合格したことを認めた。2014年の冬季オリンピック会場に作られたサーキットは19日(火)にホワイティング率いるFIA代表団の査察を受けた。「全てが計画通りに成されている。縁石も非常に良く、路肩、ガードレール、ウォールなど全てが非常に良い状態だ」とチャーリー・ホワイティングは述べた。
「あらゆるものが最高水準で作られており、非常に満足している。60日前の段階で、サーキットの準備は万全だと断言できる。これは非常に稀なことだ」チャーリー・ホワイティングは、10月のレース前に再度現地を訪れる必要はないと考えている。レースプロモーターのセルゲイ・ボロビョーフは「ホワイティング氏の訪問を受ける準備はできていた。この前向きな評価を実現させたビルダーたちを祝福したい」とコメント。「今日、ホワイティング氏がこれほど高く評価してくれた技術詳細を満たすために我がチームが注いだ努力がFIAに認められるという自信はあった」「ソチ・アウトドローモがライセンスを受けたことにより、あとは全てイベントの主催者側に託された。我々は全ての観点で順調にイベントの準備が整うように懸命に取り組んでいる。我々の狙いは、このような全ての努力によってイベントを安心と楽しみに満ちた忘れられないものにすることだ」また、セルゲイ・ボロビョーフは、これまでに3万枚のチケットが売れていることも明らかにしている。