5戦ぶりのレースで表彰台バトルを展開したバレンティーノ・ロッシが、復帰を支えてくれたチームスタッフたちに感謝の言葉を送った。第4戦イタリアGPのフリー走行2で右脚の脛骨とひ骨を骨折し、デビュー戦以来続いていた史上最多の連続参戦記録に終止符を打たなければいけなかったが、開放骨折による感染症を回避できただけでなく、高気圧酸素装置を中心としたリハビリの成果により、負傷から32日後にバイクを試乗。
ミサノとブルノのテストを経て、41日後にM1を走らせると、一気に10ラップを走行。初日に29ラップを走り、周囲の不安を一掃しただけでなく、1分22秒台のリズムを掴み、第3戦フランスGP以来56日ぶりに決勝レースに臨んだ。「これは期待していなかった。可能だったら、4位か5位になれるかもしれないと考えたけど、非常に困難なことだと覚悟していた。最終的に4位だけど、ケーシーとのグレートなバトルだった。表彰台に近かったから、4戦に欠場した後で、これはファンタスティックなリザルトだ」と、バレンティーノ・ロッシは満面の笑みで復帰戦を振り返った。「フィーリングを取り戻すために、バイクの上でもう一度完璧にグッドな感触を掴むために、走り込みが必要だけど、グレートな仕事をしたと思う。グッドなカムバック。望める以上の内容だった」「肩の痛みを少し感じる。方向転換のときに、脚よりも痛みがあるけど、ケーシーとのバトルはすごく楽しかった。バトルができるとは思ってもいなかったけど、不運にも最終コーナーで抜かれてしまった。復帰を支援してくれ、戦闘力をもたらしてくれたチームのみんなに感謝したい。ラグナセカでベストを尽くそう」復帰戦で4位に入ったバレンティーノ・ロッシは、昨年2番グリッドから2位を獲得したアメリカGPに挑戦する。