バレンティーノ・ロッシは、MotoGP第4戦イタリアGPのフリー走行2で転倒。右脛骨を骨折し、予選と決勝レースを欠場することとなった。フリー走行1を制して、幸先のストートを切ったロッシだったが、16ラップ目の13コーナーでハイサイドから激しく路面に叩きつけられた。サーキットのメディカルセンターでレントゲン検査を受けた結果、右足首上の脛骨開放骨折を確認。
精密検査を受けるために、ヘリコプターでフィレンツェ市内の病院に運ばれ、その後、近郊の整形外科センターに転院する予定。クリニカ・モービルのマッキアゴデーナ医師は、「考えていたよりも、シリアスなケガです。開放骨折だからです。2ヶ月を要するかもしれませんが、時間に関して説明するのは、時期尚早です。彼は冷静さを保っています」と説明。今日中に同センターで手術の可能性があることも認めた。骨折により、今週末の公式予選、決勝レースは欠場。デビュー戦の1996年開幕戦マレーシアGPから続いていた史上最多の連続参戦記録は、前戦の230戦で止まることになる。