バレンティーノ・ロッシは18日(火)、手術から19日後、MotoGP アラゴンGPでの復帰を視野に、地元ミサノで市販車を使用したプライベートテストを実施した。モビスター・ヤマハ・MotoGPは、8月31日に右脚の脛骨と腓骨を骨折、9月1日に手術を受け、前戦サンマリノGPを欠場したバレンティーノ・ロッシが、ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで市販車のYZR‐R1に乗り込み、数ラップの周回を実施したことを発表した。
雨により、予定していたセッションを途中で中断することを強いられ、回復具合を評価するに至らず、今週末にモーターランド・アラゴンで開催される第14戦アラゴンGPでの復帰に関しては、20日まで決断を持ち越すことになった。手術後、バレンティーノ・ロッシは、アラゴンでの復帰が難しい場合は、もてぎにむけて頑張っていくと述べていた。「不運にも、ウルビーノの丘で友人たちとダートバイクを走らせていたときだった。18歳のときから父親と一緒に長く走っていたところで、不運にも、フィニッシュ近くの下り坂で、低速走行をしていたときに、岩にぶつかってしまい、ステアリングを失ってしまった。転倒を避けようとして足を地面についたけど、その場所が深く、バイクの全重量が足にかかってしまい、骨折してしまった。」「脚が痛いけど、全体的には良い感じ。精神面は、チャンピオンシップのチャンスを投げ捨ててしまい、ミサノでファンの前で走る機会を失ってしまい、すごく恥ずかしいから悪い。走ることができないから、チームのみんなに謝らなければいけないけど、一日でも早く戻りたい。」「いつものように、このようなトレーニングに関して話題となるけど、僕たちはモーターサイクルライダーなんだ。最善のトレーニング手段はバイクを走らせること。不運にも、バイクを走らせることは危険で、いつもバイクを使用したトレーニングはできないけど、重要なことなんだ。不運にも、僕は怪我を負ってしまった。ムジェロの前にも怪我をしたから、今年はこれで2回目となり、他のトレーニングにトライしなければいけない。」「過去の経験から、リハビリは1日ずつ取り組まなければいけないことを学んだ。痛み次第。一日でも早い復帰を目指して、トライしているところだ。ミサノの後はアラゴンだけど、怪我から僅か22日後だから非常に難しいだろう。その2倍、最低でも40日間が必要で、過去には40日後に復帰したけど、今回の骨折はそれほど痛くない。今は時期尚早だけど、もしアラゴンに復帰できなければ、もてぎに行けるようにトライしよう。」モビスター・ヤマハ・MotoGPは、アラゴンGPではバレンティーノ・ロッシの代役としてマイケル・ファン・デル・マークを起用することを発表している。
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