バレンティーノ・ロッシが、2021年にヤマハSRT(ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム)に移籍し、MotoGPキャリアを続行することが決定した。ヤマハ発動機は9月26日(土)、最高峰クラス21年目、キャリア25年目の41歳のイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシとの間で、2021年の参戦に関して、1年契約の更新を締結したことを発表。サテライトチーム、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームから参戦することが決定した。
ヤマハから供給されるファクトリーマシンを引き続き使用することになり、VR46・ライダーズ・アカデミーのメンバーで、7月13日に契約期間を2年延長したフランコ・モルビデッリと初めてコンビを結成することになる。バレンティーノ・ロッシ「2021年もレースが続けられること、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームと一緒に参戦することがとても嬉しい。この決断を下す前に多くのことを考えた。なぜなら、チャレンジは増々熱くなるから。MotoGPクラスでトップに立つということは、多くの努力、毎日のトレーニング、アスリートの生活を送らなければいけないけど、それがまだ好き、まだ走りたい。前半戦に選択し、ヤマハと相談。合意してくれた。ファクトリーチームに場所がなくても、ファクトリーマシンとファクトリーサポートを保証すると言ってくれた。ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームに移籍することがとても嬉しい。彼らは若いけど、トップチームであることを証明した。非常に真面目で、非常に上手く運営されている。今年、僕はクルーチーフを迎え、ダビドをとても嬉しく思う。まだ僕たちのベストレベルに到達していないと思う。これが理由の1つとして、彼とのコンビを続けることを決めた。チームの雰囲気をすごく気に入っている。フランコがチームメイトとなることはナイス。彼はアカデミーのライダー。最高だ。良いことを実現させるために一緒に働くことができると思う。」リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)「バレンティーノがもう1年MotoGPクラスに参戦することを嬉しく思い、このスポーツのファンも同じ気持ちだと確信します。多くのファンは彼と一緒に成長し、彼のキャリアを追いかけてきました。今シーズン、そして、ヤマハのファクトリーチームでのラストシーズンは、彼のチャンピオンシップ参戦25年目、ヤマハから15年目です。最初にバレンティーノが2021年もMotoGPクラスに残ることを保証し、ヤマハは全面的なサポートとファクトリーマシンの提供を継続します。最終的には、これはまさに彼が決断したことです。以前にも言ったように、今シーズンは、新型コロナウイルスの影響を受け、伝説的なライダーのキャリアを終えるには相応しくない年です。彼は常に世界中のファンの間で大変人気がありました。少なくても、もう1年走り続けることを決めたことは最高です。ファンがもう一度彼のアクションを観るためにトラックに戻って来ることを期待します。バレンティーノを迎え入れるための情熱と全面的な協力をしてくれたペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームに感謝します。彼らはまだ若いチームですが、大変プロフェッショナルで、レースへの勝利とチャンピオンシップのトップを目指す有力候補であることから、バレンティーノは快適さを感じ、ベストレベルを発揮できると確信しています。」ラズラン・ラザリ(ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム/チーム代表)「ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームと全てのパートナーを代表し、象徴的かつ伝説的なライダーであるバレンティーノ・ロッシを来年チームに迎え入れることを大変名誉に思います。彼の経験は、最高峰クラス3年目を迎えるチームの素晴らしい資産となり、彼から多くのことを学ぶことができると確信しています。同時にチームへの信頼に対して報酬を与えるために、戦闘的になるように全力でアシストします。我々はこの機会に謙虚に受け止め、挑戦への準備を整えます。バレンティーノとフランコの組み合わせは、可能な限り戦闘的になるという我々の目標を助けてくれ、トラック上で本当に恐るべき力となると信じています。待ちきれません!」