元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、今年のタイトル争いに敗れたルイス・ハミルトンが、2022年に王座を取り戻すためにアクションに戻ってくると考えている。前人未踏の8回目のF1ワールドチャンピオンがかかっていたルイス・ハミルトンだが、F1アブダビGPの物議を醸したファイナルラップの展開によってマックス・フェルスタッペンに敗れた。
メルセデスF1は、結果について抗議したが、最終的に上訴は取り下げた。しかし、ルイス・ハミルトンとメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、木曜日にパリで開催されたFIA年間表彰式に出席せず、規則違反で制裁を加えられる可能性がある。トト・ヴォルフは、自身とルイス・ハミルトンの両方が結果によって引き起こされた“痛みと苦痛”に“幻滅”しており、ハミルトンはまだ「日曜日に彼に起こった痛みを克服する」ために取り組んでいると語り、「ルイスは史上最高のドライバーなので、レースを続けてほしい」とF1引退の可能性を危惧した。マクラーレンでルイス・ハミルトンのチームメイトだった2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、ルイス・ハミルトンがF1から引退する可能性がないわけではないと認める。「僕たち全員がスポーツで知っているようにどんなことでも可能だ」とニコ・ロズベルグはSky Sports Newsに語った。「今のルイスのことはよく分からない。7~8年前に彼のことは知っているけど、彼が逃げ出すことはなかった」「特に彼は世界選手権に敗れたばかりだ。来年、戦いに戻ってくると思うし、3月に試合を再開するだろう」メルセデスF1で2016年のF1ワールドチャンピオンを獲得し、5日後にセンセーショナルにF1引退を発表したニコ・ロズベルグは、ルイス・ハミルトンが戻ってくると確信していると語る。「彼にとって、それは本当に悲痛なことだった。なぜなら、最後から4周まで彼がワールドチャンピオンになるのはほぼ確実だった」とニコ・ロズベルグは語った。「なのに、手順の変更、もしくはそう呼びたくなるようなことで、彼は突然ワールドチャンピオンを失った」「タフなことだった。かなりタフだった。でも、もちろん、来年は彼がグリッドに戻ってきて、ある意味、彼から奪われたワールドチャンピオンを取り戻すために戦うことを期待している」「来年もルイスとマックスがそれに挑戦することを期待している。もちろん、僕はタイトルを獲得した後も遠くに姿を消した人なので、それを言うのはあまりにフェアではないけどね!」「二人ともとても素晴らしかった。かつてルイスは、もしくは今でも、最高のホイール・トウ・ホイール・レーサーでだった。そして、フェルスタッペンが登場した。フェルスタッペンは、実際にホイール・トゥ・ホイール・レースでタイトルを手に入れているし、さらに優れているときもあった」「彼らのスキルを見て、彼らがそれに挑戦するのを見るのは素晴らしいことだ。彼らは自分たちの惑星にいるようなものだったし、他の誰よりもはるかに優れているので、来年もまたそれが見られることを願っている」「来年はまったく新しいレギュレーションがあるし、別のチームも参加する可能性がある。だから、来年も素晴らしいシーズンになると思う」