元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、セバスチャン・ベッテルを称賛し、F1シンガポールGPでのアウトラップは“彼がこれまでにした最高のラップのひとつ”だと語った。フェラーリがセバスチャン・ベッテルを先にピットに入れたことで、ベッテルはシャルル・ルクレールをアンダーカットすることに成功。ベッテルがマリーナ・ベイ・サーキットで通算5勝目を挙げた一方で、シャルル・ルクレールは不満を露わにした。
セバスチャン・ベッテルによって今回の勝利は約1年ぶりのものであり、ニコ・ロズベルグは、プレッシャーの高まるなかで勝利を手にしたベッテルを称賛した。「ベッテルはあのような困難な状況で本当に良い週末を過ごした。彼への批判は非常に厳しく、多くのサポットを失った。彼のチーム内、ファミリー、彼のファミリーであるフェラーリのものでさえね。それは本当に厳しいものだ」「誰もがヤングガン、新進気鋭のスターをサポートしていると感じるのはドライバーにとっては厳しいことだ。多くの給料を受け取っていたとしても、サポートを失ってしまうものだ」「そのようなプレッシャーのなかで、彼は本当にいい走りをみせた。予選でさえ、彼はそうだったが、最終的にはポールは得られなかった。しかし、常にチャールズと同等のペースを示していた」シャルル・ルクレールの1周前にピットインしたセバスチャン・ベッテルは、素晴らしいアウトラップに決め、約4秒あったギャップを覆した。ニコ・ロズベルグは、ベッテルがそのアウトラップをベッテルがこれまでに行った“ベストラップの1つ”と説明した。「レースで、僕たちはイエスと言わなければならない。戦略はベッテルに優位性がありましたが、それでも彼がハードタイヤで行ったアウトラップは彼がこれまでに行ったなかでもベストラップの1つだった。本当に壮観だった」とニコ・ロズベルグは語る。「コンピューターの計算では、約2秒しかゲインできなかったはずだが、彼はシャルルに対して3.4秒もゲインを得た。おそらくシャルルはインラップでベストを尽くていなかったこともある。とにかくセバスチャンはアウトラップでこれまで目にしてきたなかで最高の結果を出した」「それらの重要な局面で仕事をすれば、レースの勝利に値する」