元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、フェラーリはF1中国GPでSF90の空力特性のせいでダウンフォース不足という重大な問題を抱えていたと指摘する。フェラーリは、上海のロングストレートでトップスピードに優勢性があったが、コーナーでその利点を失い、ライバルのメルセデスに完全に上回られていた。
フェラーリは、2019年の空力レギュレーション変更への解釈として、ロードラッグに重点を置いたが、その決断がSF90の全体的なバランスを損なうことになっているとニコ・ロズベルグは語る。「現時点でメルセデスが大本命だ」とニコ・ロズベルグはレース後に自信のVlogで語った。「彼らはとにかく非常に強くみえる。フェラーリはとにかく苦しんでる。フェラーリは彼らのマシンを空力的に間違った場所に設定してしまった」「彼らのマシンはあまりにも抗力が小さく、とにかくコーナーで十分なダウンフォースを得られていない」「それは彼らが多くのタイムを失っているところだ。それは最速ラップには理想的ではない。とにかく彼らのクルマは間違った場所にいる」フェラーリの空力構成はバーレーンでは効率的に働いたが、中国ではマシンのダウンフォース増加を無駄に試みた結果、後退することになた。「今週末、彼らはリアウイングをより働かせようとしていたが、彼らにっは必要とするより大きなリアウイングがなかった」とニコ・ロズベルグは語る。「彼らはダウンフォースを生み出す必要があるが、リアウイングをつけるだけでは効率的な方法とは言えない。なぜなら、ダウンフォースの増加とドラッグの増加は1:1にすぎないからだ」「それは進むべき道ではない。進むべき道は、フロントウイングやエンドプレートのようなクルマの中の他の場所から持っていることだ」「そこが今、実際に焦点を当てる必要がある部分だ。だが、それは大きな仕事だ。それには時間がかかるだろうし、素晴らしいことではない」ニコ・ロズベルグは、バクーで開催されるF1アゼルバイジャンGPでフェラーリが大きな進歩を果たすとは確信していないと語る。トラックの非常に長いストレートはフェラーリのSF90には有益だが、回路のレイアウトの一部である多数のスローコーナーによって、それは相殺されてしまう可能性がある。「バクーがどうなるかはよくわからない」とニコ・ロズベルグは付け加える。「多くのスローコーナーがあるので、彼らは多くを失うことになるだろうし、ストレートでは多くのゲインを得ることになるだろう」「それが彼らが今後向かうトラックでどうなるかを判断するのは非常に難しい。見てみよう。現移転ではメルセデスが先行しているといいた。バルセロナでさえね」