ダニエル・リカルドは、2024年F1シーズンにミッドフィールドの接戦を繰り広げるパックの中で「輝くのは難しかった」と主張している。RBは、リカルドが今シーズン残り6戦をリアム・ローソンに任せるため、シーズン途中で降板するという広く予想されていたニュースを発表した。
リカルドが昨シーズンにレッドブルのチームに戻ったのは、シニアチームに戻りたいという彼の強い希望があったからだが、RBを去ることになり、その夢は今、消え去った。リカルドは、経験の浅いチームメイトの角田裕毅に10ポイント差をつけられての退団となった。角田は18戦中12回でリカルドを予選で上回った。F1に2度目の参戦したことで年齢に追い付かれたのではないかと疑っているリカルドは、解雇される前に、結果がプレシーズンの期待を下回っていたことを認めた。2024年の自身のパフォーマンスを評価した際、リカルドは「間違いなく真ん中にいたいとは思わない」メディアに語った。「もちろん、僕はこの1年を振り返っている。1月に僕に『この1年はどうなると思うか?』と尋ねられたら、僕は『ええ、これより良くなることを期待している』と答えていただろう」「でも、それは決して努力が足りないからではない。僕は今年、本当にすべてを注ぎ込んだと感じている」「時には、望んだ通りの結果が出ないこともある。努力に見合った結果にならないこともある。でも、それがスポーツだ」「常に両方の意見を主張できる。何事にも言えることだ。ファンや良いところを見てくれる人もいるだろう。『まあ、十分に安定していなかった』とかあれこれ言う人もいるだろう」「僕はいつも自分自身を鏡に映して、できる限り自分に批判的であろうとしている」ダニエル・リカルドがRBを即時退団リカルドのF1ミッドフィールドでの活躍ダニエル・リカルドは、マイアミ・スプリントレースで4位に入ったことなど、今シーズンを通して、最高のパフォーマンスを取り戻す可能性を感じさせる走りを時折見せていた。しかし、そのレベルの高い走りは散発的なもので、リカルドはシーズンを通して連続してポイントを獲得することはできなかった。しかし、アップグレードが望ましくない特性を誘発したため、RBの競争力が衰え、リカルドは、チームの順位が下がったため目立つのが難しかったと主張している。「今年はもう少し安定性を確保できればよかったけど、正直に言えば、マクラーレン時代を経てこのスポーツに戻ってきたので、僕はスピードを追求することに専念していた」「自分でも、まだ彼らと肩を並べて走れることを証明したいと思っている。そういう瞬間もあった。もちろん毎週末それを実現できればいいんだけど」「でも、自分からプレッシャーを少し取り除いてしまうと、ミッドフィールドの戦いでも難しいと思う」「どのトラックもある意味でどちらかに適しているし、そんな厳しい戦いの中では輝くのは難しい。それが、今年のドライバー全員に共通する瞬間だと思う」「でも、少なくともミッドフィールドの戦いにおいて、誰かが常にトップでいるのは難しい。少なくとも僕が見た限りではね。うん、難しいね」。「でも、僕が彼らに苦労を強いたかどうかは別として、最終的には彼ら(レッドブル)が決断を下すことになる」「少なくとも僕は、できる限りのことをすべてやり、『ああ、もっとやれたはずだ』とは思わない。全力を尽くしたと思っている。あとは彼ら次第だ」