ダニエル・リカルドは、自身のインスタグラムのプロフィールから「F1ドライバー」という表記を削除した。これは、先週末のシンガポールでの不甲斐ない走りの後、RB・フォーミュラワン・チームから降ろされるという噂を裏付けるものと思われる。シンガポールグランプリで18位という不本意な結果に終わえたリカルドは、レースのファステストラップを記録したにもかかわらず、インタビューでは感情的になっているように見えた。
レース後、退団が迫っているのではないかという噂について尋ねられたリカルドは「全力を尽くした。おとぎ話のような結末は起こらなかったが、今までのことを振り返ってみる必要がある。13年ほどやってきて、誇りに思う」と語った。そのオーストラリア人ドライバーは、その粘り強さから「ハニーバジャー」というニックネームで呼ばれているが、かつては現在のF1チャンピオンであるレッドブル・レーシングのメキシコ人ドライバー、セルジオ・ペレスの後任として注目されていた。また、現在のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンとのパートナーシップも更新されるはずだった。レッドブル・レーシングの姉妹チームであるVCARBは、リザーブドライバーのリアム・ローソンと9月の期限前に契約を結ぶため、リカルドを解雇する予定である。この期限が切れると、ローソンはフリーエージェントになる。当初はシーズン終了後に予定されていたこの決断を、この期限が早めたとされている。この移籍が確認されれば、リカルドは来年F1のシートを失うことになり、マクラーレンが彼の契約を買い取り、同じオーストラリア人のオスカー・ピアストリに彼のポジションを譲ったことで差し迫っていたF1からの引退が完了する可能性が高い。
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