ダニエル・リカルドが、2023年F1第22戦ラスベガスGPへの意気込みを語った。前戦サンパウロでは、1周目のクラッシュで他車のタイヤがヒットしてマシンが損傷。修復した結果、周回遅れでレースを再開するという不運に見舞われたダニエル・リカルドだが、レース中のペースは励みになるものだったと語る。
「ブラジルでのレースは周回遅れでイライラさせられたけど、それがルールというものだし、より多くのポイントを獲得する機会を逃すことになった」とダニエル・リカルドはコメント。「週末で励みになったのはスピードだ。ペースはあると感じたし、クルマの感触もとても良かった。それは常に重要なことだ。むしろ、クリーンで走ればもっと見せられる部分があったと思う」「それ以来、とても忙しい時間を過ごしてきた。私たちは日曜の夜にイギリスに戻り、シミュレータで一日過ごしてから先週の水曜日にカリフォルニアへ飛んだ。そこに家があるので、ジムの設備を利用してトレーニングすることができだし、残りの時間はただリラックスしてラスベガスへの準備をすることに費やした。ラスベガスには以前に何度も来ている。楽しい場所だ。いつもオーストラリア人の友人と夏休みに遊びに行くなど、レジャーで行くだけだったから、少し違ったマインドで行くのも面白そうだ。特に夜のイルミネーションはシュールな街だよね。映画のセットの中でレースをしているような感覚になると思う」「シミュレーターで学んだところでは、ロングストレートがたくさんあって、ターンとブレーキングが多い90度の短いコーナーがあるので、本当にチャレンジングなトラックだ。レイアウトは間違いなく面白い。いいレースができるといいね。ロングストレートは間違いなくチャンスになると思うし、タイトでツイスティなところもあるから、かなりユニークなチャレンジになるだろう。寒くなることは分かっている。タイヤをうまく使い、クルマがダウンフォースで十分なグリップを得られるようにすることが、ラップタイムを稼ぐための大きなカギになると思う。グリップが低かった初年度のバクーのような感じになるかもしれない。アウトラップでハードにプッシュしないとタイヤが動かないのは興味深かった」「トラックでのアクション以外にも多くのことが起こるので、ゾーン内に留まり、気を散らすものをブロックすることを目指している。週末を盛り上げ、レースを盛り上げ、そして課外活動も楽しむ。要するに、僕はレースをするためにそこにいるのだから、それを優先して集中しなければならない。特に今はウィリアムズとの差を縮めているので、ポイントを獲得することが非常に重要だ。とてもシンプルなアプローチだと思う。本番に臨む必要があるときは、それに集中してエネルギーを注ぐ。少しでもダウンタイムがある場合は、あまり頭をいっぱいにしないようにするつもりだ」