ダニエル・リカルドがシルバーストーンで行ったタイヤテストが、ニック・デ・フリースに代わってスクーデリア・アルファタウリからグリッドに復帰することになった経緯を詳細に伝えるレポートが発表された。2023年のF1復帰に向けてレッドブルの舞台裏で懸命に働いていたリカルドは火曜日、ピレリタイヤテストの一環としてシルバーストンで、これまで10戦全勝のRB19を初めてドライブした。
しかしその日のうちに、リカルドが苦戦していたニック・デ・フリースに代わり、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリから2023年ハンガリーGPのグリッドに復帰することが発表された。レッドブル、ダニエル・リカルド復帰を急きょ発表へESPNの報道によると、関係者らはこの一連の出来事がどのようにして急速に進んだのかを詳述しており、レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーがチームのアドバイザーであるヘルムート・マルコにリカルドの素晴らしいペースを伝えたことが最初のドミノ倒しとなった。情報筋が『ESPN』に語ったところによると、ホーナーがマルコに電話をかけたのはセッションが始まって1時間かそこらのことで、いかに素晴らしいペースだったかを伝えるためだったという。その直後にマルコから電話があり、ホーナーにデ・フリースを解雇したと告げた。マルコとの電話の後、デ・フリースのマネージャーが数名のオランダ人ジャーナリストに密告し、火曜日の正午頃にこの話が広まった。レッドブルはリカルドの復帰をこれほど早く発表するつもりはなかったが、デ・フリース・マネジャーがオランダのメディアにその情報を流したことで、選択の余地がなくなったという。実際、レッドブルはデ・フリースに代わってリカルドが復帰することを週明けまで待つつもりだったと言われている。
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